便秘薬に頼ると・・・

便秘薬に頼ると・・・

便秘を解消するために効果的なのが便秘薬です。たしかに頑固な便秘も便秘薬を使えばスッキリ解消できます。しかし便秘薬の使いすぎはさらに便秘を悪化させてしまいます。一時的に使用するのには効果的ですが、習慣化するのは良くありませんね。

 

便が出るしくみで述べたように、便は直腸のぜん動運動と直腸反射によって排出されます。これらの動きは、腸内の便の溜まり具合を感じ取り送られる脳からの指令によって起こるものです。言わば生物の本能の一つと言えます。しかし、便秘薬を使うと脳から指令が出ていないのに、無理やり直腸を動かし排便するということになってしまいます。便秘薬による無理やりの排便を続けていると、自然に排便するという脳からの指令が麻痺しだします。そして自然に便意を感じることができなくなってしまうのです。これを「便意の消失」と言います。

 

自然に排便できなくなったことにより、ますます便秘薬に頼ってしまうことでしょう。便秘薬を習慣化してしまうと徐々に体が便秘薬に慣れてしまい、規定の量では便が出なくなってしまいます。排便をするためには便秘薬の量を増やさなければならなくなるのです。そうしてまた体の耐性が強くなり、便秘薬を増やすという悪循環が生まれるのです。